「キノコ料理はどれだけ食べても太らない」は本当?実際に食べて検証した結果【それって実際どうなの会】

2025年10月1日に放送の「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」
今回は「キノコ料理」についての検証です。
世の中には「キノコは食べても太らない」という話がよく聞かれますが、本当にそうなのでしょうか?
その事実を検証するために、チャンカワイさんが3日間キノコ料理を食べまくりました。

秋の味覚をお腹いっぱい食べられるなら最高!
そんな期待を抱きつつ見た今回の検証、果たして結果はどうだったのでしょうか?
この記事では、チャンカワイさんの検証結果とともに、最新の科学研究に基づいてキノコの「太りにくい」効果を徹底解説します。
ダイエット中の方や秋の味覚を思いっ切り楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
※番組放送内容に私見を加えて追記してお届けします。
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キノコが太りにくいと言われる理由とは

キノコが「食べても太らない」と言われるのには、しっかりとした科学的根拠があります。
その理由として、ここでは次の4つを解説します。
- 圧倒的に低カロリーで高食物繊維
- β-グルカンによる食欲抑制効果
- 血糖値の安定化作用
- 代謝を改善する栄養成分
1. 圧倒的に低カロリーで高食物繊維
キノコの最大の特徴は、その栄養プロファイルにあります。
というのも、キノコ類は約90%が水分で構成され、可食部100gあたりわずか20~30kcal程度と非常に低カロリーです。一方で不溶性を主体に食物繊維を豊富に含んでおり、これが太りにくい要因の一つでもあります。
実際に専門家の先生からも

キノコは食物繊維が多く胃の中でかさが増すため満腹感が高い食品です
と説明されています。
実際にチャンカワイさんも1日目の昼食でお腹がパンパンになっていました。

参考引用:それって実際どうなの会
また、食物繊維は胃腸で消化吸収されないため、摂取カロリーの一部を帳消しにする効果もありますし、専門家の先生からも、

食物繊維は便通を促す効果もあります。
とのことでした。
実際にチャンカワイさんからも

検証の中ではトップクラスにトイレがすごい!
と便通の良さをコメントしていました。
2. β-グルカンによる食欲抑制効果
キノコに含まれる「β-グルカン」は食物繊維の一種で、特にシイタケやマイタケ、ブナシメジなどに多く含まれています。
このβ-グルカンには次のような驚くべき効果があります。
- 満腹ホルモン(GLP-1)の分泌を促進
- 空腹ホルモン(グレリン)の分泌を抑制
- 胃内容物の滞留時間を延長
最新の研究では、エリンギ由来のβ-グルカンを含む食事を摂ると食後のグレリン分泌が低下し、満腹感を持続させる効果が確認されています(抗酸化物質とビタミンDエリンギ茸の代謝障害管理におけるランダム化比較試験)。
また番組では、β-グルカンの効果として「免疫機能を回復させる」といううれしい効果も紹介されていました。
3. 血糖値の安定化作用
キノコの豊富な食物繊維や難分解性の多糖類には、糖質の吸収を遅らせ食後血糖値の急上昇を抑える作用があります。
血糖値が安定すると次のような効果が期待できます。
- インスリンの過剰分泌を防ぐ
- 脂肪として蓄積されにくくなる
- 食後の眠気や空腹感を軽減
実際のヒト試験では、ヒラタケを1日1食分摂取する試験で、空腹時血糖が平均22%低下したという報告もあるのです。
4. 代謝を改善する栄養成分
キノコには他の食材にはない特徴的な栄養成分が含まれています。
その成分とは、「エルゴチオネイン」と「ビタミンD₂」です。
- 強力な抗酸化作用を持つ「長寿ビタミン」
- 肥満関連の慢性炎症を軽減
- インスリン抵抗性の改善に寄与
- 脂肪細胞や筋肉での代謝に関与
- 適切な補給で体重・BMI・体脂肪の減少効果
そのほか、むくみをとる「カリウム」や脂肪の吸収を抑える「キノコキトサン」も含まれており、これらの効果が相互に影響し発揮されることにより、キノコは「太りにくさ」を実現しているのです。
どれだけ食べても太らないは本当?

参考引用:それって実際どうなの会
では、実際に「どれだけ食べても太らない」というのは本当なのでしょうか?
チャンカワイさんが3日間食べたキノコ料理の種類と量は次のとおりです。毎食300gのキノコが入っています。
種類 | 重量(g) | カロリー(kcal) | |
1日目朝食 | キノコの炊き込みご飯 | 800 | 1,000 |
1日目昼食 | なめこ汁 | 800 | 300 |
1日目夕食 | 舞茸天丼 | 1,000 | 1,500 |
2日目朝食 | きくらげと卵の中華炒め定食 | 800 | 1,300 |
2日目昼食 | しいたけの肉詰め定食 | 800 | 1,200 |
2日目夕食 | キノコ鍋 | 1,000 | 900 |
3日目朝食 | マッシュルームのクリームパスタ | 800 | 1,500 |
3日目昼食 | フクロタケの中華丼 | 800 | 1,200 |
3日目夕食 | キノコカレー | 1,000 | 1,100 |
これらの大量の料理を食べ続けたチャン・カワイさんの体重変化は、『なんと△0.1kg』でした。
始まる前 | 1日目終了後 | 2日目終了後 | 3日目終了後 | |
チャンカワイさんの体重 | 92.0kg | 91.9kg | 93.2kg | 91.9kg |

2日目終了後には番組史上最高の体重増加だったのに…

参考引用:それって実際どうなの会
キノコ料理は太りにくいということがわかる衝撃の結果でした。
この結果について、専門家の先生からは、

水溶性食物繊維をとったことにより、排便が順調だったことが大きいと考えられます。
とのことでした。
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まとめ【キノコ料理は本当に太りにくい食材】

チャンカワイさんの3日間検証と最新の科学研究から、キノコは確実に「太りにくい食材」だと結論できるでしょう。
その理由は次のとおりです。
- 圧倒的な低カロリー・高食物繊維
- β-グルカンによる食欲抑制効果
- 血糖値の安定化作用
- 代謝改善に役立つ特殊栄養成分
ただし、「どれだけ食べても絶対に太らない」というのは言い過ぎの可能性もあり、実際には調理方法や食べ方を工夫することで、その効果を最大限に活用できます。
また、番組でも、
との注意喚起もありました。秋の味覚であるキノコを上手に活用して、おいしく健康的な体重管理を目指しましょう!
▽キノコ以外の秋の味覚も満喫▽



