【経済のことは3人に聞けばだいたいわかる】で紹介!白くて甘いトウモロコシ「京都舞コーン」とは?

2025年8月31日に放送の「オードリー若林 経済のことは3人に聞けばだいたいわかる!!!」
この番組は、オードリー若林正恭さんがいま巷で話題のヒット商品やサービスをつくった会社の3人に話を聞くことで、成功の舞台裏や独自の戦略、ビジネスの金言に至るまで徹底的に深掘りするものです。
今回の特集は、『白くて甘いトウモロコシ「京都舞コーン」大ヒットの秘密』
舞妓さんのように白く、フルーツを超える甘さを持つという京都舞コーンですが、創業からわずか4年の農業法人が生み出したこの商品は、1日2,000本も売れるほどの大ヒット商品となっています。

でも、そもそも京都舞コーンって何?
この記事では、番組でも紹介された「京都舞コーン」の特徴や秘密について解説します。
農業ビジネスや地域ブランド化に関心のある方はもちろん、「そんなに甘いトウモロコシがあるの?」と思った方にも、必見の内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
※放送内容に私見を加えてお届けします。
京都舞コーンとは

京都舞コーンとはどのようなトウモロコシなのでしょうか?
ここでは京都舞コーンのすべてを詳しく解説します。
京都舞コーンの特徴は?
京都舞コーンは、京都府久御山町にあるロックファーム京都株式会社が生産している白いトウモロコシです。
その特徴は何といってもフルーツのような甘さで、糖度は平均18度、最高記録では22.4度を記録しています。

この甘さはメロンや柿(約18度)を上回る数値!
そして、一粒一粒の実が非常に柔らかいため、調理せずに生のまま食べることもできます。
名前の由来とは?
「京都舞コーン」という名前はとても印象的ですが、ロックファーム京都株式会社の村田翔一さんが、「世界中の人が知っている」として「京都」と「舞妓」の2語を掛け合わせ、ダジャレも交えて命名したものです。
畑の前でほほ笑む舞妓が手に持つ雪のように白いホワイトコーンの画像は、ウェブサイトを飾るインパクト大の画像として多くの人の目を引いています。

参考引用:ロックファーム京都株式会社
従来の農業のイメージを覆すこの戦略的なブランディングが、大ヒットの要因の一つです。
つくり始めた背景とは?
京都舞コーンが誕生するきっかけとなったのは、ロックファーム京都のメイン農産物である九条ネギでした。
この九条ネギ、連続して同じ畑で作ることができません。
そのため、裏作としてつくり始めたのがホワイトコーンだったのです。
また、九条ネギとの相性も抜群でした。
というのも、九条ネギを育てた土壌には旨味成分がたっぷり残り、その養分たっぷりの土で育ったホワイトコーンは白く艶やかで、とても甘く育ったのです。

九条ネギと京都舞コーンは相思相愛の関係!
こだわりの作り方
京都舞コーンは作り方にもこだわりがあります。
具体的には…
- もっとも甘くなる日を少しずつ変えるために、数日ずつずらして苗を植えていた30の区画に分けて育てている
- トウモロコシは一つの株に複数のとうもろこしができるが、京都舞コーンは糖度が高い一番上のトウモロコシだけ
- トウモロコシは雨に弱いので傾斜をつけている
- トウモロコシづくりで一番大事なのは土づくり。土壌改良を繰り返し、常に最良の土づくりを行っている。
- 京都舞コーンとして出荷するのは350g以上のものだけであり、基準を満たすのは約6割程度
とのことです。

おいしいものにはやっぱりこだわりがあるんですね!
希少性とプレミアム感
京都舞コーンの収穫のタイミングはわずか3日間という非常に短い期間になります。
というのも、

とうもろこしはもいだ瞬間から糖度が下がっていきますので、一番大事なのは作業のタイミングです。
とのこと。
そのタイミングはというと、実際に生産のエキスパートである福間淳一さんが毎朝「糖度が18℃以上になるタイミングを実際に舌で見極めている」とのこと。
そんな毎朝の品質のチェックをへて、限られたスタッフのみで収穫されたトウモロコシが京都舞コーンになります。
そんな希少なとうもろこしにもかかわらず、シーズンになると販売所には毎日行列ができ、入手困難な逸品なんです。

朝5時に来て並んでも買えなかったというお客さんがいたほどです…
また、ミシェラン掲載店の17店に京都舞コーンが使われているそうで、そんな舌の肥えたシェフやグルメな方々を満足させる逸品なんです。
京都舞コーンはどこで買える?

そんな「京都舞コーン」、どこで買えるのでしょうか?
直売所での購入
京都舞コーンは、ロックファーム京都の直売所(京都府久御山町中島南城85)で購入することができます。
販売期間中、直売所では日々行列が発生するほどの人気で、1日平均2万本が飛ぶように売れるそうです。

一番糖度が高いトウモロコシは直売所で買うものになりますので、直売所に行ける方はぜひ!
オンラインでの購入
直売所まで足を運べない場合、オンライン購入も可能です。
公式オンラインショップはこちらです⇒ロックファーム京都
ただし、今は品切れ中で、次回は「2025年10月下旬頃から11月中にお届け予定」とのことですので、公式サイト内の「再入荷通知を希望する」ボタンからメールアドレスを登録して待ちましょう!

参考引用:ロックファーム京都株式会社
加工品も楽しめる!
生の京都舞コーンが手に入らない時期でも、京都舞コーンの味を楽しむ方法があります。
フードロス「0」を目指し、規格外の京都舞コーン(通称しこみちゃん)を原料として使用した「京都舞コーンスープ」が商品化!
このコーンスープは素材と塩だけで作られており、京都舞コーンのミルクのような甘みと風味が楽しめる一品です。
番組サブMCの三宅香帆さんも、

甘くてジュースのように飲めるコーンスープ、おいしかった!
とのことで、こちらもおすすめです!
こちらは公式サイトのほかに、Amazonや楽天市場でも購入可能です。

「京都舞コーンスープ」
ほかの品種のホワイトコーンもある
京都舞コーン以外にも、全国各地で様々な品種の白いトウモロコシが栽培されています。
白色のとうもろこしには、
- ピュアホワイト
- ホワイトショコラ
- バニラッシュ
- クリスピーホワイト
などの品種があり、それぞれ異なる特徴を持っていますが、これらの白いトウモロコシは、一般的な黄色いトウモロコシと比べて甘みが強く、フルーツのような味わいが特徴です。

京都舞コーンが手に入らない時期や、異なる品種の味を楽しみたい方は、これらの選択肢を検討してもいいですね!

北海道産ピュアホワイト(Lサイズ)
まとめ【白くて甘いトウモロコシ「京都舞コーン」とは?】

「オードリー若林 経済のことは3人に聞けばだいたいわかる!!!」で紹介された京都舞コーンは、ビジネスとして大成功を収めています。
創業からわずか4年で累計30万本を突破したこの商品の成功の秘訣は、徹底したブランディング戦略と希少性の演出、そして何より品質への徹底的なこだわりにあります。
従来の農業のイメージを覆す「カッコいい農業」を目指し、お客様を感動させる新しい価値の提供を追求した結果が、この大ヒットにつながったのです。
ですが、その成功は何よりおいしさがあってこそ!
京都舞コーンの成功については、京都舞コーンのフルーツを超える甘さなど、まずはお口で体験してみてくださいね。


