血管と脳を元気に!日本の三大食材の健康パワーを解説(抹茶・そば・こんにゃく)【林修の今知りたいでしょ!】
2024年12月6日に放送の「林修の今知りたいでしょ!」
今回の内容は「世界が注目!血管&脳を元気にする!?日本の三大食材SP」ということで、血管や脳を元気にする日本の食材が紹介されます。
脳や血管を元気にすることで体も元気に保たれます!
血管を元気にすることにより、循環器系全体の働きがよくなり、高血圧の改善やコレステロールの減少、さらには脳卒中や心筋梗塞といった生活習慣病の予防にもつながります。
そして、その効果を発揮する食材が日本にあるということで、日本で生活する我々は特に知っておきたい内容です。
この記事を読んで、日本の良さを再認識し、日々元気にすごしましょう。
※この記事は放送内容に私見を加えてお届けしています。
認知症に効果的な食材「抹茶」
抹茶を摂取すると、認知機能の向上が期待できます。
それは、最近研究者たちが注目している「ビタミンK」という成分が関係しており、
緑茶じゃなくて、抹茶??
緑茶にもビタミンKは含まれていますが、抹茶のほうが約2倍のカテキン・ビタミンKが含まれています。
この理由は、抹茶の作り方にあるそうです。
- 抹茶用の茶葉は刈り取る20日前に黒いカバーをかけ、日光が直接当たらないようにする
- 刈り取り、高温で蒸した後、しっかり乾燥させる
- 石臼で粉末状にする
光を当てずに育てることでビタミンKが増えるんです。
そして、抹茶の効果的な摂取方法としては、
- 天ぷらに抹茶塩=びたみんK は脂溶性のため、油と食べると吸収率が上がる
- 抹茶ラテ=骨の材料となるカルシウムと骨作りをサポートするビタミンKを一緒に摂ることで効果的
林先生も、
今日すぐに買いに行きます!
とのことで、日常的においしく取り入れられる健康食材になります。
なお、番組内で紹介されていた、買うのに大行列の「鈴木園」の抹茶アイスはお取り寄せ可能です。
抹茶は乳製品といっしょに摂るのは非常に相性が良いです。
と、先生もおすすめしており、健康にいいのでたまにはちょっとしたぜいたくもアリではないでしょうか。
お濃茶スイーツ 宇治抹茶 宝喜の極『金』(鈴木園)
\健康的な栄養素をおいしく効果的に摂取できる!/
高血圧の改善が期待できる食材「そば」
そばは、低カロリーで栄養価の高い食品として知られています。
特に、そばに含まれるルチンというポリフェノールは、血管を強化し、血圧を下げる効果があるとされています。
ルチンには、毛細血管を強く丈夫にする作用があります。また、弾力がなくなり、破れやすくなった血管を修復して血液の流れをスムーズにする作用や、血圧降下作用などもあります。このためルチンには「脳卒中」「高血圧」「動脈硬化」「コレステロールの抑制」など生活習慣病の予防に効果があります。
また、それに加え、新栄養素として番組で紹介されていたのが「2-HOBA(にほば)」です。
2-HOBAはアメリカのヴァンダ―ビルド大学のナジ・アブラムラッド先生が発見した成分ですが、炎症による動脈硬化の進行、炎症を抑え高血圧の進行を防ぐ可能性が示唆されているとのことです。
ナジ・アブラムラッド先生からも、
現在高血圧の方に対する効果は実験中ですが、2-HOBAには、高血圧になった時に血圧を基準値まで下げる働きがあることがわかっています。
この新栄養素については、大学でも約40人の研究者が昼夜を問わず研究しています
とのことでした。その内容については、こちらの著者で詳しく紹介されています。
医者が教える最強の不老術 細胞レベルで若返る食事と習慣のすべて
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また、そばの効果的な摂取方法としては、
- かき揚げそば=油の力でルチンの吸収率をUPさせる
- ゆで汁でつゆをつくる=溶け出たそばのタンパク質を無駄なく摂取できる
- 月見そば=卵の黄身のビタミンDとタンパク質をセットでとると筋肉をつくる効果がUPさせる
などです。また、ルチンを効果的に摂取する方法としては、「韃靼そば茶」がおすすめです。
「韃靼そば茶」は普通のそば茶の100倍のルチン量を誇り、美容にも効果が期待できます!
血管を元気にして美肌効果まで期待できる「そば」は、身近にある最強の食材ですね。
韃靼そば茶 国産 ティーバッグ
\そばの健康効果を効果的に摂取できる!/
注目の栄養成分が多く含まれる食材「こんにゃく」
こんにゃくは、低カロリーで食物繊維を豊富に含む食品として知られています。
主成分であるグルコマンナンは、水溶性の食物繊維で、腸内環境を整え、便秘解消に効果的です。また、こんにゃくにはカルシウムやカリウムなどのミネラルも含まれており、生活習慣病の予防にも役立ちます。
日々こんにゃくを積極的に摂取し、体をデトックスさせましょう!
また、番組内では、世界が注目するこんにゃくの新たな健康成分について紹介されていました。
それは、「こんにゃくセラミド」です。
こんにゃくセラミドには、アルツハイマー病の原因の一つであるアミロイドβの蓄積を防ぐ働きがあり、認知症の原因物質を減少する効果が期待できます。
そして、よりこんにゃくセラミドを含むこんにゃくをお店で買うためのポイントとしては、
- こんにゃく粉ではなく、こんにゃく芋からつくられたこんにゃくを選ぶ
とのことです。
こんにゃくセラミドは皮のそばにあるため、こんにゃく芋でこんやくを作る場合、皮ごとすりつぶしてつくるので、こんにゃくセラミドが多くなるんです。
市販のこんにゃくの裏面に材料表記がされていますので、こんにゃくを買う場合はぜひこちらを確認するようにしましょう。
また、こんにゃくの効果的な摂取方法として、番組内では2つの食べ方を紹介されていました。
- 群馬の郷土料理「雷こんにゃく」
- こんにゃくの浅漬け
どちらも手軽に作れるので、ぜひチャレンジしたいですね。
- 熱したフライパンにごま油を引く
- こんにゃくをしょうゆ・鷹の爪と炒める
こんにゃくセラミドは、油と一緒に摂ると吸収率が上がるので、効果的です!
- 玉こんにゃくを2分ゆでる
- 粗熱をとり、浅漬けの素に30分漬ける
カルシウムは酢と一緒に摂ると吸収率が上がるので、効果的です!
そのほか、効果的に腸内環境を整える方法については、こちらの記事でも解説していますので、こちらもあわせてぜひチェックしてください。
便秘を回復し快適な腸内環境を整える方法」
「緑茶」も認知機能の向上に効果が期待できる!
さきほど抹茶が紹介しましたが、緑茶も日本では古くから親しまれている飲み物で、多くの健康効果が期待できます。
というのも、緑茶に含まれるカテキンやフラボノールなどのポリフェノールは、強力な抗酸化作用があります。
また、緑茶に含まれるL-テアニンというアミノ酸は、リラクゼーション効果やストレス軽減に寄与し、これが認知機能の維持に役立つと考えられています。
日常的に緑茶を取り入れることで、認知症予防に効果が期待できるといえますね。
その他のお茶の健康効果については別の記事で解説していますので、こちらもぜひチェックするようにしてください。
体質改善はお茶でできる!?『ホンマでっかTV』が語る最強のお茶6選」
まとめ【抹茶・そば・こんにゃくのの健康パワーとその魅力とは?】
今回は「林修の今知りたいでしょ!」の放送内容をもとに日本の三大食材である緑茶・そば・こんにゃくのの健康パワーとその魅力を解説しました。
抹茶は、その成分である「ビタミンK」が、脳の傷ついた神経細胞を修復させ、認知機能の向上が期待できます。
そばは、ルチンを中心とした栄養成分が血管を強化し、高血圧や動脈硬化を予防します。さらに、韃靼そば茶やそば湯などの効果的な摂取法で、その健康効果を最大限に引き出せます。
こんにゃくは、低カロリーかつ豊富な食物繊維で腸内環境を整え、デトックス効果を発揮します。生活習慣病予防や体内の有害物質除去にも役立つ、まさに体の「砂払い」としての役割を担う食材です。
そのほか、抹茶は、カテキンやL-テアニンによる抗酸化作用とリラクゼーション効果で、認知症や心血管疾患の予防に貢献します。日常的に取り入れることで、脳の健康を守りつつ、心身のリフレッシュが期待できます。
これらの食材は手軽に取り入れられるだけでなく、日本の伝統文化が育んだ健康の知恵そのものです。
日々の食卓に少しずつ取り入れて、血管や脳の健康を守り、元気で充実した毎日を送りましょう。