柳沢正史先生が教えるいびき対策を解説【林修の今知りたいでしょ!】
2023年10月5日に放送された「林修の今知りたいでしょ!」の睡眠の新常識SP!
睡眠の世界的権威である筑波大学国際統合睡眠医学研究機構の柳沢正史先生が出演し、睡眠の悩みに関する最新研究を解説されました。
眠りが浅い…
家族から「いびきがうるさい」と言われる…
私も眠りについては悩みがありましたが、今回の放送を見てスッキリしました。
今回の放送内容は、私と同じようにいびきや無呼吸症候群に悩むすべての人に有益な情報だったので、さっそく記事にしました。
ぜひ最後までご覧ください。
睡眠が足りてる?3つの睡眠チェック
「当てはまったら隠れ睡眠不足かも…」という3つのチェックがこちらです。
平日と休日で睡眠時間が2時間以上違う
寝付きが良くて、どこでも1分で寝られる
ランチを食べたあと眠くなる
このうち1つでも当てはまれば睡眠不足です。
睡眠不足は「行動誘発性睡眠不足症候群」と呼ばれ、仕事や生活するために適した睡眠時間がとれていない症状を持つ病気だとのことです。
行動誘発性睡眠不足症候群という病名を初めて知った人も多いでしょう。行動誘発性睡眠不足症候群は「中枢性過眠症」に分類され、多くは睡眠不足症候群と呼ばれています。この病気は睡眠不足が慢性的になることで脳の覚醒レベルが低くなり、日中に眠気を感じていても刺激を与えて無理やり脳を起こしている状態です。
症状が慢性化したり悪化したりすると、睡眠が十分にとれていないため日常生活に支障が出る場合があります。社会人であっても必要な睡眠時間は6〜8時間程度です。
睡眠時間が5時間未満の状態が続いている場合には、睡眠時間が足りていない可能性が高いといえるでしょう。
睡眠不足を甘く見てはいけませんね。
睡眠不足が続くとどうなる?
睡眠不足が続き、心身に不調がみられる状態のことを「睡眠負債」といいます。
睡眠の借金が溜まってしまうイメージだね!
その睡眠負債がたまるとどうなるの?
私たちの身体は、睡眠中に脳と体のメンテナンスを行います。
ですので、睡眠負債がたまった状態だと体に障害が出ることがわかっています。
その事例として、番組では次の2つが紹介されました。
- 11日間の徹夜実験
- 集中力の欠如による事故
11日間の徹夜実験
1964年のアメリカで高校生が睡眠研究者と「寝ないとどうなるのか?」を調べる不眠実験を行いました。
視力が低下する
テレビを見なくなる
立体感覚が低下する
早口言葉ができなくなる
協調性や思考力が低下する
信号が人に見えるなどの幻覚症状が現れる
自分が人に嫌われていると考える
左右の眼球がバラバラに動く
妄想が強まる
無表情になる
この記録はギネスブックにも掲載されて現在も60年近く破られていません。というのも、「この記録への挑戦はあまりにも危険」としてギネス側が不眠記録の受付を行っていないからです。
睡眠不足の怖さがわかりますね…
集中力の欠如による事故
番組では実際にドライブレコーダの映像を流して睡眠不足の怖さを解説していました。
その映像がこちら↓です。
睡眠不足は病気です。
柳沢先生によると
徹夜明けの脳 = 飲酒状態
であり、
徹夜明けの脳は「血中アルコール濃度0.1%」と同等です。
と解説されていました。
そのほか、睡眠負債は、
認知症
がん
のリスクを高めることが研究でわかっているとのことでした。
睡眠不足に陥る原因は?
寝る時間を確保したとしても熟眠感がないのは、「睡眠の質」に問題があるからです。
その要因の一つが「いびき」です。
いびきとは舌が下に垂れてきて、気道を狭めることで起こります。
この状態となると、脳は覚醒反応を起こすので、睡眠の質は悪くなります。
そして、大きないびきとともに睡眠中に何度も呼吸が止まる病気が「睡眠時無呼吸症候群」。
この病気の医学的な定義では、呼吸が止まる頻度を「1回10秒以上1時間平均5回以上」としており、柳沢先生の話では、「1時間に50~60回」無呼吸の状態になる重症患者もおられるとのことです。
しっかり寝ても日中の眠気がある
いびきをかく
「睡眠時無呼吸症候群」は深い睡眠や安定して睡眠がとれないばかりか、血中の酸素濃度の低下が繰り返されるので、脳卒中や心臓発作のリスクが高まりますので、すぐにでも対策する必要があります。
簡単にできるいびきの対策は「横向きに寝ること」
柳沢先生は、いびきや睡眠時無呼吸症候群の対策として次の2つを紹介されていました。
- 病院へ行く
- 横向きで寝る
いびきや無呼吸がひどい場合は病院へ行くことをおすすめします。
ただ、いきなり病院はハードルが高いので、まずは「横向きで寝ること」に取り組んでみるのが良いです。
横向きに寝るいびきや無呼吸が減るのは、舌が後ろに落ちないので、気道を圧迫しないからです。柳沢先生も「これでいびきをかなり減らすことができる」と説明されていました。
また、そのときに有効なアイテムとして「枕」が紹介されていました。
両端が高い形になっている枕だと、横向き寝の時間が増えて、いびきや無呼吸が起きにくくなります。
ただ、普通の枕は「仰向けで寝ることを想定した設計」になっていますので、いびきや無呼吸が心配なときは、横向き寝専用の枕を用意することがおススメです。
\楽に気持ちよく横向き寝の姿勢がとれる/
横向き寝専用枕「YOKONE3B」
横向き寝を実践することにより、十分な酸素が脳に行き届き、いびきや無呼吸を軽減します。それにより、朝起きたときの「熟睡感」で、スッキリした目覚めを手に入れ、睡眠負債も帳消しできます。
\公式サイトはこちら/
まとめ(いびき対策と質の高い睡眠の実践)
023年10月5日放送の「林修の今知りたいでしょ!」に登場した睡眠の専門家、柳沢正史先生によるいびきや睡眠の質向上に関するアドバイスを紹介しました。
そこで紹介された良質な睡眠の実践方法は次のとおりです。
1. 睡眠不足とその影響
睡眠時間が足りていないと「行動誘発性睡眠不足症候群」や「睡眠負債」を引き起こし、認知力の低下や病気のリスクが高まります。
徹夜明けの脳は飲酒状態と同等の危険性があり、事故や健康障害の原因となります。
2. いびきと無呼吸症候群のリスク
いびきは睡眠の質を低下させ、深刻な場合は「睡眠時無呼吸症候群」を引き起こします。
この症状が放置されると、脳卒中や心臓発作のリスクも増大します。
3. いびき対策:横向きで寝ることの重要性
いびきを減らすための最も手軽な方法は「横向きで寝ること」です。
舌が気道を塞がないことで、呼吸がスムーズになり、無呼吸症候群の症状も軽減します。
4. 効果的なサポートアイテム:横向き専用枕
柳沢先生は、横向き寝専用の枕を活用することも推奨しています。
特に「YOKONE3B」のような専用枕は、快適に横向きの姿勢を維持でき、いびきや無呼吸を軽減できます。