コーヒーで太りにくくなるって本当?検証で明かされるコーヒーのパワー【それって実際どうなの会】

2025年4月16日に放送の「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」
今回の放送は、「コーヒーの驚き効果で太りにくくなるのか」について、チャン・カワイさんが実際に検証するものです。
具体的には、「食前に一杯コーヒーを飲み、ハイカロリーな食事をした場合の体重の変化を検証する」という内容!

コーヒーには太らない効果はありそうだけど、さすがにハイカロリーは…
さすがにそう感じると思いますが、コーヒーのパワーはどこまであるのか、今回はその疑問が解消できます。
ですので、
- コーヒーが好き!
- 好きなものを食べて痩せたい!
という方には有益な内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
※放送終了後には、放送内容を加えてお届けします。

コーヒーの効果で太りにくくなる理由とは?

コーヒーに含まれる主要成分が、私たちの体にさまざまな作用をもたらしています。
それが、次の2つです。
- カフェイン
- クロロゲン酸(ポリフェノール)
1. カフェインによる代謝促進
カフェインには、中枢神経を刺激し、基礎代謝を高める効果があります。
これにより、エネルギー消費量が増加し、脂肪燃焼が促進されます。
そのため、コーヒーを飲むと太りにくくなります。
2. クロロゲン酸の働き
コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で、次の効果が期待できます。
- 血糖値の急上昇を抑制
- 脂肪の吸収を穏やかにする
- 抗酸化作用による健康サポート
特に、血糖値の急上昇を抑制し、食後の血糖値スパイクを防ぐ効果は、体脂肪の蓄積防止になります。
健康診断で血糖値は正常でも、『食後の血糖値が急上昇・急降下を起こす』状態を血糖値スパイク(食後高血糖)といいます(厚生労働省)

そのため、コーヒーは血管を守るのにも有効ですね!
コーヒーはどのタイミングで飲むのがよい?

番組では、食前に飲む検証を行っていますが、コーヒーは飲むタイミングによって、得られる効果が異なります。
食前と食後、それぞれの効果を解説します。
①食前に飲むメリット
食前にコーヒーを飲むことで期待できる一般的な効果は、次のとおりです。
- 空腹感の抑制: カフェインが満腹中枢を刺激し、食欲を抑えることで、食べ過ぎを防止します
- 食事量の自然な減少: 満腹感があることで、無意識のうちに食事の量が減る傾向があります
- 血糖値上昇の緩和: 食前のコーヒーに含まれるクロロゲン酸が、食事による血糖値の急上昇を和らげる効果が期待できます
そして、実際にチャン・カワイさんが感じていた効果は次のとおりです。
- 食べた後の楽な感覚: 食前にコーヒーを飲むことにより胃が食事を受け入れる態勢を整えているため、胃もたれしにくくなっていました。
- 消化の活性化: 食べているときにお腹が鳴るほど、胃が活性化していました。
- 睡眠の質の向上:食前のコーヒーは、飲むタイミングが適切で、睡眠の質が向上し、ぐっすり眠れていました。
②食後に飲むメリット
食後のコーヒーにも、メリットがあります。
- 消化促進: カフェインが胃液の分泌を促し、食べたものの消化をサポートします
- 脂肪吸収の抑制: 食後にコーヒーを飲むことで、食事由来の脂肪分解が促進される可能性があります
- 血糖値の安定化: クロロゲン酸が糖の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を抑えることが期待できます
- ポリフェノールの吸収効率: 食後はポリフェノールの吸収率が高まるという報告もあります
コーヒーの効果を最大化する飲み方は?

そのほか、体重の抑制効果を最大化するためのコーヒーの飲み方は、次のとおりです。
- ブラックで飲む
- 浅煎りを選ぶ
- 適切な温度で抽出
- 適量を守る
1. ブラックで飲む
砂糖やミルクを加えるとカロリーが増え、効果が半減します。
また、ミルクを加えると、クロロゲン酸の効果を落とす可能性も指摘されています。
そのため、なるべくブラックで飲むのが理想的です。
2. 浅煎りを選ぶ
「浅煎り」のコーヒーは、「深煎り」に比べてクロロゲン酸の含有量が多いとされています。
ですので、ダイエット効果を重視するなら、浅煎りコーヒーがおすすめです。
3. 適切な温度で抽出
クロロゲン酸は、100℃近い高温になると、分解されやすくなります。
そのため、それより低い温度でつくると、クロロゲン酸の活性が保たれ、効果が最大化できるんです。

具体的には、約80℃のお湯で抽出するといいですよ!
4. 適量を守る
カフェインの過剰摂取は、動悸や不眠の原因になる可能性があります。
一般的に1日3〜4杯(400mg程度のカフェイン)を目安に、自分の体調に合わせて調整しましょう。

カフェインに対する体の反応は、個人差が大きく、まったく問題ない人もいれば、一口で動悸や不安を感じる人もいるので、自分の体調を観察しつつ、適量を見極めることが大切です。

番組でもカフェインの過剰摂取にならないように、1杯250mlとしていました。
食前にコーヒーを3日間飲んだ後、ハイカロリーな食事を食べ続けた結果とは?

参考引用:それって実際どうなの会
まずこの検証のルールは次のとおりです。
- 毎日朝昼晩の食事前にコーヒーを1杯飲む
- コーヒーはホットのコーヒーをブラックで
- コーヒーは1杯250ml
そして、チャンカワイさんが3日間食べたハイカロリーな料理の種類などは、次のとおりです。
種類 | 重量(g) | カロリー(kcal) | |
1日目朝食 | かつ丼 | 800 | 1,500 |
1日目昼食 | チーズタッカルビ | 1,000 | 2,000 |
1日目夕食 | ステーキ定食 | 1,000 | 1,900 |
2日目朝食 | 明太もちチーズドリア | 800 | 1,300 |
2日目昼食 | ナポリタン | 800 | 1,700 |
2日目夕食 | メンチカツ定食 | 1,000 | 2,200 |
3日目朝食 | チーズカツカレー | 800 | 1,500 |
3日目昼食 | オムライス | 800 | 1,800 |
3日目夕食 | ミックスグリル定食 | 1,000 | 2,000 |
これらのハイカロリーな料理を食べ続けたチャン・カワイさんの体重変化は、なんと+0.6kgでした。
始まる前 | 1日目終了後 | 2日目終了後 | 3日目終了後 | |
チャンカワイさんの体重 | 93.6kg | 92.6kg | 93.2kg | 94.2kg |

参考引用:それって実際どうなの会
この結果に対して、チャン・カワイさんは、

めちゃくちゃ太ってるやん…
とのことでしたが、1日目終了後にはなんと△1.0kgとなっていました。
この結果について、専門家の先生からは、

これだけのものを食べたら、痩せることはやっぱり期待できません。

ですが、摂取したカロリーの量から考えると、0.6kg増というのは、思いのほか少ないです。

これは、食前にコーヒーを飲むことで、うまく効果が出る方は十分いるのではないかということが期待できる結果でした。
と、前向きな感想が聞かれました。
まとめ

コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸には、代謝促進、脂肪燃焼、食欲抑制など、ダイエットをサポートする効果が期待できます。
しかし、ハイカロリーな食事でも、「コーヒーを飲めば自動的に痩せる」という魔法のような効果はありませんでした。
ですが、「一般的な食事量であれば、食前のコーヒーの効果が得られる可能性は大いにある」ことは明らかになりました。
また、コーヒーには健康効果もあり、実際に番組内では、
とのことです。そして、さらに効果的なのは、コーヒーと適度な運動を組み合わせること。
ダイエットの基本は、「バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な休息」です。
あなたの生活スタイルにうまくコーヒーを取り入れ、楽しく体調管理ができたら最高ですね!
