捨て食材で始めるヘルシーライフ【カズレーザーと学ぶ!】
2024年10月8日に放送の「カズレーザーと学ぶ。」
今回の内容は「捨てていた栄養食材アレのココ」ということで、普段何げなく捨ててしまっている食材の皮や種の部分は、実は「栄養の宝庫」であることを紹介するというものです。
最新の研究によると、これらの「捨て食材」は、美容や健康に非常に効果的な栄養素を豊富に含んでいることが明らかになっています。
例えば、シミやシワの予防に役立つ抗酸化作用を持つものや、体重や脂肪の増加を抑える効果があるものなど、その効果は多岐にわたります。
今回の番組では、そんな「もったいない食材」を紹介するものです。
普段捨てていた部分も美味しく、そして栄養たっぷりに活用する方法はとても有益だったので、記事にしました。
捨て食材のパワーを上手に取り入れ、効率的に美容と健康を手にしましょう。
※この記事は番組で紹介された捨て食材のうち、摂取しやすそうなものを抜粋して紹介しています。
【捨て食材①】ほうれん草の赤い根っこ
ほうれん草といえば、ビタミンやミネラルが豊富な緑黄色野菜の王様として知られています。
しかし、ほうれん草にはまだ多くの人が見逃している栄養たっぷりの部位があります。
それが、「根元にある赤みがかった部分」!
この番組の調査によると、なんと79%の人がこの部分を「食べない」と回答していました。
しかし、番組が誇る味覚&栄養の鬼、堤理恵先生によると、
この部分を捨てるのは、「まぐろのトロ」を捨てるくらいもったいない…
とのこと。
というのも、実は、ほうれん草の根元には、「植物性色素のベタレイン」という栄養があります。
ベタレインが根元の赤みの正体なんです。
その注目すべき効果は、シミやシワ、たるみの予防に役立つ抗酸化作用です。
でも、どうやって調理ししたらいいの?
調理の際は、根元の赤い部分に熱が入りやすいように切れ込みを入れ、小分けして茹でるなど、ちょっとした工夫をすることで、より効果的に摂取することができます。
先生からも、
根元に十字の切れ込みを入れ、水でゆすぎ洗いをすると、土がとれ、何でも料理に使えます。
とのこと。
ほうれん草を調理する際は、ぜひこの赤い根っこも一緒に食べてみてください。美容と健康に嬉しい効果が期待できますよ。
【捨て食材②】エビのから
エビといえば、柔らかい身の部分だけを食べていませんか?
実はそれ、もったいないんです。
というのも、私たちが普段捨ててしまっているエビの殻こそ、驚くべき栄養の宝庫であり、エビの殻には、
- カルシウム
- アスタキサンチン
- キチン
などの体作りに欠かせない重要な栄養素が含まれています。
具体的な効果としては、
エビの殻に含まれる栄養素 | その効果 |
カルシウム | 骨や歯を丈夫にするだけでなく、筋肉の収縮や細胞分裂、神経興奮の抑制作用、血液凝固作用の促進など、多岐にわたる効果があります |
アスタキサンチン | 強力な抗酸化作用を持ち、疲労回復、動脈硬化や老化の予防、美肌効果、アンチエイジングなどの効果が期待できます。なんと、抗酸化作用で有名なコエンザイムQ10の1,000倍以上の効果があると言われています。 |
キチン | 食物繊維の一種で、これを摂取すると腸内環境が改善され、代謝が良くなり、脂肪の分解を高める効果があります。また、免疫力の向上や自然治癒力の強化、血圧やコレステロール値を下げる作用もあります。 |
これらの栄養素を摂取することで、老化防止、美肌効果、骨粗鬆症の予防など、美容と健康に良い効果が期待できます。
また、疲労回復や筋肉組織の強化にも役立つため、成長期のお子様やアスリートにもおすすめです。
硬くて食べづらいエビの殻をどう調理すればいいのかわからない…
例えば、殻ごと揚げてカリカリに仕上げたり、細かく砕いてふりかけにしたりするなどはどうでしょうか?その方法であれば、エビの殻もおいしく食べることができます。
ぜひ、次回エビを食べる機会があれば、殻も一緒に楽しんでみてください。
美容と健康に嬉しい効果を体感できますので!
【捨て食材③】お茶の茶殻
お茶の茶殻にも豊富な栄養が詰まっています。
実際この番組の調査でも、97%の人がこの部分を「食べない」と回答していました。
ですが、先生に言わせると、
お茶の栄養の7割を捨てています…
というのも、お茶の成分は、約20%から30%しか水溶性ではありません。
ですので、脂溶性や不溶性の成分はお茶として抽出できておらず、茶殻に残ってしまっています。
そして、脂溶性である「βカロテン」や「ビタミンE」は茶殻に多く残ることとなりますが、これらの栄養素が、美肌や血圧を下げるという効果をもたらします。
実際にいろんな番組で茶殻を食べたカズレーザーさんは、「どの料理もマジでまずかった…」というほど、おいしく食べるには工夫が必要となりますが、看過できない栄養効果と言えますね。
その調理方法はこちらです→茶殻をおいしく食べる方法!(cookpad)
【捨て食材④】玉ねぎの皮
玉ねぎの皮にも豊富な栄養が詰まっています。
その栄養素とは「ケルセチン」です。
そのほか、抗酸化作用や抗炎症作用、降圧作用などさまざまな体への良い作用があることもわかっています。
そのため、ぜひとも捨てずに摂取したい食材ですが、ケルセチンは、水に溶けにくく体内に吸収されにくいという問題があります。
ですので、ケルセチン効果的に摂取するには、粉末状になった市販の玉ねぎの皮を料理に混ぜるというのがおすすめです!
玉ねぎの皮パウダー
\トクホでおなじみのケルセチンを効果的に摂取できる!/
【捨て食材⑤】かぼちゃの種とワタ
かぼちゃの種とワタも栄養素が豊富です。
ですが、この番組の調査によると、なんと95%の人がこの部分を「食べない」と回答していました。
実際捨ててた…
そして、カボチャの種には「リノール酸」豊富に含まれています。
また、ワタには「食物繊維」が豊富です。
これらの栄養素により、美肌や美髪、悪玉コレステロールを下げる効果が期待できるんです。
まとめ(捨て食材でヘルシーライフ!)
今回の「カズレーザーと学ぶ。」では、普段捨ててしまいがちな食材の部分が実は「栄養の宝庫」であることを紹介しました。
ほうれん草の根元、エビの殻、お茶の茶殻、玉ねぎの皮、かぼちゃの種とワタなど、これらの「捨て食材」には、抗酸化作用、美肌効果、免疫力向上など、美容と健康に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
捨てていた食材を調理の工夫で活用することで、美味しく、そして効率的に栄養を摂取することが可能です。
今すぐできる!捨て食材活用のポイント
- ほうれん草の赤い根元:抗酸化作用でシミやシワを予防
- エビの殻:カルシウムとアスタキサンチンで美肌&疲労回復
- お茶の茶殻:ビタミンEで血圧を下げ、美肌を促進
- 玉ねぎの皮:ケルセチンで脂肪分解と抗炎症効果を期待
- かぼちゃの種とワタ:美髪・美肌をサポートするリノール酸と食物繊維
これらの捨て食材を上手に活用することで、美容と健康に大きな効果が期待できます。
今回学んだ知識を日々の食生活に取り入れ、ヘルシーライフを実現しましょう。
食材を無駄なく使い切ることは、栄養面だけでなく、環境にも優しい取り組みになりますね!