江戸時代の食生活で本当に痩せる?金子きょんちぃが1週間ガチ検証!江戸の食事が太りにくい理由も解説【千鳥かまいたちゴールデンアワー】
2026年10月21日に放送予定の「千鳥かまいたちゴールデンアワー」
今回の放送は、ぽっちゃり芸人たちが話題のダイエットに1週間本気で挑戦し、どれだけ痩せられるかをガチ検証する「1週間ダイエット大賞」です。
今回は、ニッポンの社長・ケツさんの「ピチピチ服を1週間着続けるダイエット」など、気になるダイエット法がずらりと紹介されました。
その中でも特に気になったのが、ぱーてぃーちゃん・金子きょんちぃさんが挑戦した「江戸時代の食生活ダイエット」。

江戸時代の食事って、全然想像ができない…
実は江戸時代の食事には、今の私たちを太らせている原因を自然と取り除いてくれる仕組みが隠れています。
そこでこの記事では、江戸時代の食生活がどんなものだったのか、そしてなぜ痩せやすいと言われるのかを、できるだけわかりやすく解説していきます。
※番組放送終了後、放送内容を加えてお届けします。
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江戸時代の食生活とは?

江戸時代の人たちは、毎日どんなものを食べていたのでしょうか?
基本は「ご飯・味噌汁・漬物」のシンプルな食事
江戸時代の食事は、ご飯に味噌汁、漬物という質素な組み合わせが基本で、食事の中で主食(ご飯)が占める割合がとても大きかったと言われています。
いわゆる「一汁一菜(いちじゅういっさい)」と呼ばれるスタイルですね。
現代の朝ごはんの定番「白いご飯・味噌汁・漬物」も、実は江戸の長屋から広がっていったものなんです。(参考:農林水産省「明治150年 日本人の栄養と食生活」、Discover Japan「日本人の朝食は江戸の長屋から広がった」)
1日3食が定着したのも江戸時代
じつは、それまでの日本人は朝と夕の「1日2食」が一般的でした。
1日3食が定着したのは江戸時代中頃のこと。江戸の町の大半を焼いた「明暦の大火(1657年)」のあと、復興のために大工などの職人がたくさん江戸に集まり、肉体労働をする彼らには2食では体力がもたなかったことがきっかけのひとつと言われています。(参考:東洋経済オンライン)
江戸っ子は白米が大好き!
江戸の人々は大の白米好きでした。実際に武士には大人ひとりあたり1日5合ものご飯が配給されていたといいます。

5合って、お茶碗10杯分以上…!
一方で、おかずはとても少なく、豆腐やきんぴら、煮物などの質素なものが定番でした。
江戸っ子にとっては「毎日白いご飯を食べられること」が自慢だったそうで、おかずを削ってでも白米を選んだとも言われているんです。(参考:ROOMIE(マイロハス)「江戸の食事」、ニューズウィーク日本版「江戸患いとは?」)
肉や卵はめったに食べられない
江戸時代は仏教の影響もあって肉を食べることはあまりなく、たんぱく質は主に魚(イワシやアジなど)や豆腐・納豆などの大豆製品からとっていました。
また、卵もとても高級品で、江戸時代後期の記録では、ゆで卵1個が20文で売られていたそうです。(参考:サライ.jp「江戸時代の卵料理」)

かけそば1杯が16文だったことを考えると、そば1杯より高かったんですね。
江戸時代の食事にすると太りにくい理由とは?

では、なぜご飯をたくさん食べていた江戸時代の食事が「痩せる」と言われるのでしょうか。
理由① 今の私たちを太らせる食べ物はなかった
いちばん大きいのは、現代には当たり前の「体重に大きく影響を与える食物」がなかったことです。

体重に大きく影響を与える食物とは、スナック菓子、菓子パン、ジュース、カップ麺、ファストフード、洋菓子…などの砂糖やあぶらがたっぷりの食べ物になります。
そのため、特別な食事制限をしなくても、自然と食べ過ぎを防げるというわけです。
理由② 「冷や飯」が血糖値の上昇をおだやかにする
江戸の町では、ご飯を炊くのは基本的に朝1回だけで、昼と夜は朝に炊いた残りの「冷めたご飯」を食べていました。(参考:ニューズウィーク日本版、マイナビ農業)

じつはこの「冷めたご飯」がポイントなんです。
ご飯を冷ますと、でんぷんの一部が「レジスタントスターチ(消化されにくいでんぷん)」に変わります。
レジスタントスターチは、小腸で消化されずに大腸まで届き、食物繊維と似た働きをしてくれる成分です。そのため、
- 食後の血糖値の上がり方がおだやかになる
- 腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境を整える
といった働きが期待されています。
研究では、炊きたてのご飯よりも冷ましたご飯のほうがレジスタントスターチが約1.6倍に増えることがわかっているそうです。(参考:Oggi.jp(東京家政大学・笠岡誠一教授インタビュー)、日本調理科学会「レジスタントスターチは冷ますと増えてレンジで減らない」)

ちなみに、冷めたご飯を電子レンジで温め直すと、レジスタントスターチは減ってしまうことも報告されているので注意です。
理由③ ぬか漬けが糖質をエネルギーに変えるのを助ける
江戸時代の食事に欠かせないのが「ぬか漬け」です。
ぬか漬けには、糖質をエネルギーに変えるときに必要な「ビタミンB1」が豊富に含まれています。
たとえばきゅうりの場合、生のままよりもぬか漬けにしたほうが、ビタミンB1が約8倍以上に増えると言われているんです。(参考:文部科学省「食品成分データベース」、明治「ぬか漬けの栄養と効能」)
ぬか漬けについては別の記事でも詳しく取り上げていますので、ぜひこちらもチェックしてください。

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白米ばかりで流行った病「江戸わずらい」
ただし、江戸時代の食事が完璧だったわけではありません。
白米ばかり食べていた江戸では、足元がふらついたり寝込んだりする謎の病が流行しました。江戸に来た地方の武士が、故郷に帰るとケロリと治ったことから「江戸わずらい」と呼ばれたそうです。
その正体は、ビタミンB1不足による「脚気(かっけ)」。
お米のぬかの部分に多く含まれるビタミンB1が、精米によって取り除かれてしまったことが原因でした。(参考:農林水産省「明治150年 日本人の栄養と食生活」、農林水産省「米と脚気」)
そして、この江戸わずらいの対策として広まったと言われているのが、先ほどの「ぬか漬け」。ぬかみそ漬けを食べると病が治ったことから、たくさん作られるようになったそうです。(参考:日本食糧新聞「漬物入門」)

白米とぬか漬けの組み合わせには、ちゃんと理由があったんですね!
また、大麦をごはんと一緒にとることでビタミンB1を摂れます。大麦のバーリーマックスを実際に食べた内容を別の記事にまとめていますので、こちらもぜひチェックしてください。

1週間の江戸時代の食生活で実際に痩せられたのか?

今回、番組ではぱーてぃーちゃんの金子きょんちぃさんが1週間の江戸時代の食生活に挑戦しました。

江戸の食事は十分効果が期待できそう!
そんな気になる体重の結果については、番組終了後に追記しますので少々お待ちください。
まとめ【江戸時代ダイエットは「引き算」の食事法】

今回は、千鳥かまいたちゴールデンアワーで検証された「江戸時代の食生活ダイエット」について解説しました。
ポイントをまとめると、次のとおりです。
- 江戸時代の食事はご飯・味噌汁・漬物の「一汁一菜」が基本
- お菓子やジュース、揚げ物など、今の私たちを太らせる食べ物が自然となくなる
- 冷めたご飯にはレジスタントスターチが増え、血糖値の上昇をおだやかにしてくれる
- ぬか漬けのビタミンB1が、糖質をエネルギーに変えるのを助けてくれる
ただし、そのまま真似するときには注意点もあります。
江戸時代の人たちは移動がほぼ徒歩で、今よりずっと体を動かしていました。デスクワーク中心の現代人が1日5合もご飯を食べたら、むしろ太ってしまう可能性が高いです。
また、肉や卵が少ない食事なので、たんぱく質が不足しやすく、筋肉が落ちてしまうおそれもあります。さらに、漬物や味噌汁が重なると塩分のとりすぎにもつながるので気をつけましょう。
取り入れるなら、これらを現代にうまく融合させて、
- ご飯は1食お茶碗1杯程度にし、玄米や雑穀米、麦ごはんも取り入れる
- 具だくさんの味噌汁を食事の中心にする
- 魚・納豆・豆腐に加えて、卵や鶏肉などで適度にたんぱく質を補う
- 炒める・揚げるより、煮る・蒸す・焼くを中心にする
- エレベーターより階段、一駅分歩くなど、江戸の人のように体を動かす
などのアレンジを加えて行うようにしましょう!

ガマンするのではなく、「余計なものを引き算する」ダイエットと考えると続けやすそうですね!
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