麺は冷やせば太りにくくなる?レジスタントスターチの驚きパワーを検証【それって実際どうなの会】
2026年6月24日に放送予定の「それって実際どうなの会」
今回は太るイメージのある「麺類」について、冷やして食べるだけで三食お腹いっぱい食べても太りにくいのか?を、おなじみのチャンカワイさんが3日間、夏にぴったりの麺料理を食べまくって検証するという内容です。

暑い季節にうれしい話題!

ラーメンやうどんって、おいしいけど太りそうだけど、「冷やすだけ」で太りにくくなるってホントなの?
その答えを、チャンカワイさんが体を張って検証してくれます!
この記事では、その番組の内容に加え、なぜ麺を冷やすと太りにくくなるのかを科学的な根拠とともにわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
※番組放送終了後、放送内容を加えてお届けします。


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なぜ麺を冷やすと太りにくくなるのか?


そもそも、麺を冷やすだけでなんで太りにくくなるの?
その秘密は、「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」という成分にあります。
聞きなれない言葉かもしれませんが、近年の栄養学では「ダイエットの救世主」として大きく注目されている成分なんです。
それぞれ、わかりやすく解説していきます。
レジスタントスターチとは?
レジスタントスターチとは、簡単にいえば「消化されにくいデンプン」のこと。
通常、ごはんやパスタなどに含まれるデンプンは小腸ですみやかに消化されてブドウ糖となり、エネルギーとして吸収されます。しかし、レジスタントスターチは小腸では消化されず、そのまま大腸まで届くという特徴があるのです。
実際に、ニップンの栄養情報でも、レジスタントスターチについて次のように説明されています。
糊化したデンプンが冷却後、放置されたときに形成されるデンプン(老化デンプン)(中略)デンプンの老化に伴い、デンプンを構成するアミロースやアミロペクチンの鎖が分子間の水素結合によって凝集して、アミラーゼが作用しにくくなることで、小腸での消化・吸収に対して抵抗性を示します。

つまり、加熱したデンプンを冷やすと、消化されにくい形に変化するということなんです
麺を冷やすとデンプンの構造が変わる
麺類の主成分であるデンプンは、加熱して茹でられると「糊化(こか)」という現象を起こし、やわらかくもちもちした状態に変わります。この状態のデンプンは消化酵素がはたらきやすく、ブドウ糖にすばやく分解されてしまいます。
ところが、一度加熱したデンプンを冷ましていくと、今度はデンプンの分子同士が手を結び直し、より固く規則正しい構造へと戻っていきます。これを「老化(ろうか)」と呼びます。
この老化したデンプンこそが「レジスタントスターチ」の正体で、消化酵素が分解しづらい構造になっているため、糖質として吸収されにくくなるんです。

「老化」というとマイナスなイメージだけど、でんぷんの場合はうれしい変化なんですね!
血糖値の急上昇を抑えてくれる
レジスタントスターチが太りにくいとされる大きな理由のひとつが、「血糖値の急上昇を抑える」効果です。
通常、糖質を一気に摂取すると血糖値が急上昇し、それを下げるためにインスリンというホルモンが大量に分泌されます。このインスリンこそが、余ったエネルギーを脂肪としてため込む司令塔の役割を果たしているんです。

血統値の急上昇を抑えれば、インスリンの過剰分泌が抑えられ、脂肪をため込みにくい体になるんです。
実際、1型糖尿病患者を対象に行われた研究では、同じパスタを「茹でたて」と「冷却・再加熱したもの」で食後の血糖値を比較したところ、冷却・再加熱したパスタのほうが、食後の血糖値上昇の幅が約40%、血糖値の上昇曲線下面積(食後3時間の血糖負荷の合計)が約60%も低下したという結果が報告されています(Effect of cooling and reheating on glycaemia in T1DM)。

同じ量の麺を食べても、冷やすだけでこんなに違うとは驚き!
腸内環境を整えて「太りにくい体」に
レジスタントスターチのもうひとつの大きな魅力が、腸内環境を整える効果です。
小腸で消化されなかったレジスタントスターチは、大腸まで届き、そこで腸内の善玉菌(ビフィズス菌や酪酸菌など)のエサとなります。
そして善玉菌たちがレジスタントスターチを発酵分解することで、「短鎖脂肪酸」と呼ばれる物質が大量に作られます。この短鎖脂肪酸が、ダイエットや健康にうれしいさまざまな働きを発揮するんです。
| 短鎖脂肪酸の主な働き | 内容 |
|---|---|
| 脂肪の蓄積を抑える | 脂肪細胞が余分なエネルギーを取り込むのをブロック |
| 食欲を抑える | 満腹ホルモン(GLP-1など)の分泌を促す |
| 腸内環境を改善 | 腸内を弱酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑える |
| 代謝アップ | エネルギーを脂肪より筋肉で使うように切り替える |

レジスタントスターチは「食物繊維のような糖質」ともいえる、まさに一石二鳥の成分なんです。
麺類別!冷やすことでレジスタントスターチはどれくらい増える?

文教大学の笠岡誠一教授らの研究によると、加熱直後の麺類を「室温で1時間放置」するだけでも、麺類のレジスタントスターチ量は次のように増加することが報告されています(J-STAGE)。
| 麺の種類 | 1時間放置後のレジスタントスターチ増加倍率 |
|---|---|
| 生中華麺 | 約2.2倍 |
| スパゲッティ | 約2.0倍 |
| そうめん | 約1.5倍 |
| ゆでうどん | 約1.1倍 |
このことはつまり、冷やし中華や冷製パスタ、冷たいそうめんやざるそばなどは、夏にうれしいだけでなく、ダイエット的にもとても理にかなった食べ方だということなんです。
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実際に「冷たい麺」で太りにくくなるのか?

ここまで麺を冷やすことで得られるダイエット効果を解説しましたが、実際にどれくらいの効果があるのか?
その疑問を、チャンカワイさんが3日間冷たい麺料理を食べまくって検証してくれます。
※その内容については番組放送後に追記しますので、少々お待ちください。
まとめ【麺は冷やすだけで太りにくくなる!】

今回の「それって実際どうなの会」では、太るイメージのある麺類も冷やすだけで太りにくくなるのかを、チャンカワイさんが3日間かけて検証しました。
そして、麺を冷やすと太りにくくなるその理由をまとめると、次のとおりです。
- 冷やすことで「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」が増える
- 血糖値の急上昇を抑え、脂肪のため込みを防ぐ
- 大腸で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える
- 短鎖脂肪酸の働きで脂肪の蓄積をブロック

これからの暑い季節は、冷たい麺料理が最高の味方になりますね!
夏バテ気味で食欲が落ちる時期でも、ツルっと食べられる冷たい麺料理。それが「太りにくい食事」になるなら、まさに一石二鳥です。
ぜひこの夏は、冷やし中華、ざるそば、冷製パスタ、冷やしうどんなど、冷たい麺料理を上手に取り入れて、おいしくヘルシーな食生活を楽しんでみてください!
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