料理にトマトをプラスすると太らない?ザ・たっちの双子検証でその効果を検証【それって実際どうなの会】
2026年8月26日に放送予定の「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」。
今回は「料理にトマトをプラスすると太らない!?」という企画で、おなじみ双子のお笑いコンビ「ザ・たっち」が体を張って検証してくれます。

食べる量が増えるのに太りにくくなるの?
そう思いますよね。ふつうに考えれば、料理に一品足せばその分カロリーは増えるわけで、「太りにくくなる」というのは理解できません。
ですが実は、トマトには脂肪の燃やされ方そのものに関わる成分が見つかっており、国内の大学からも研究報告が出ているんです。
この記事では、トマトをプラスすると太りにくいと考えられる理由を科学の視点からわかりやすく解説しつつ、番組で明らかになる検証結果もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
※番組放送終了後、放送内容を加えてお届けします。
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トマトをプラスするとなぜ太りにくくなるのか

結論からお伝えすると、トマトが太りにくいと言われる理由は「カロリーが低いから」だけではありません。
トマトには、脂肪の燃焼スイッチを押す成分、血糖値の上がり方をゆるやかにする成分、そして脂質の吸収そのものにブレーキをかける成分が同時に含まれていることがわかってきています。
ここでは、その代表的な3つのポイントを順番に解説します。
① 脂肪燃焼のスイッチを押す「13-oxo-ODA」
まず注目したいのが、トマトから見つかった「13-oxo-ODA(13-オキソ-オクタデカジエン酸)」という成分です。
聞き慣れない名前ですが、これはリノール酸の仲間にあたる脂肪酸の一種で、京都大学の研究グループが2012年に発見したものです。

脂肪酸の酸化が高まるというのは、平たく言えば「体が脂肪をエネルギーとして燃やしやすい状態になっている」ということなんです。
つまりトマトは、食事に加わることでカロリーを足すだけの存在ではなく、一緒に食べたものの脂肪の処理を手伝う側にまわる可能性があるというわけです。

食べる量が増えるのに太りにくくなる、というカラクリはここにあったんですね!

この13-oxo-ODAは、生のトマトよりもトマトジュースに多く含まれるとされています。
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② 食後の血糖値をおだやかにする「リコピン」と食物繊維
トマトといえば、やはり赤い色素の「リコピン」です。
リコピンは強い抗酸化作用で知られていますが、近年は糖の代謝との関わりも調べられています。
農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の研究では、リコピンを豊富に含むトマトをラットに4週間与えたところ、糖代謝の改善に寄与するとされるホルモン「レプチン」の血中濃度に有意な上昇が確認され、「高リコピントマトの継続摂取は、血中レプチン濃度の増加させることにより、血糖値上昇を抑制すると想定される」と報告されています。(農研機構「リコピン高含有トマトの継続摂取は食後血糖値の急激な上昇を抑制する」)
また、トマトそのものに含まれる食物繊維も見逃せません。
食事の中で野菜を先に食べると食後の血糖値の上がり方がゆるやかになりやすいことは広く知られており、野菜は食物繊維を含む「丸ごと」の形でとるほうが、食後血糖の急上昇を抑えやすい傾向があるとされています。

血糖値が急に上がると、脂肪をため込む働きのあるインスリンが一気に出てしまいます。その山をなだらかにできれば、同じ食事でも脂肪はつきにくくなるんです。
トマトを一品プラスするというのは、そのまま「食事の最初に野菜を足す」ことでもあるので、食べる順番という意味でも理にかなっているということですね。
③ 脂質の吸収にブレーキをかける「エスクレオサイドA」
さらに、トマト特有の成分として注目されているのが「エスクレオサイドA」です。
2003年に熊本大学の研究グループによって発見されたサポニンの一種で、コレステロールの吸収を抑え、血管に脂肪をつきにくくする働きがあるとされています。
農林水産省所管の独立行政法人である農畜産業振興機構は、この成分について次のように紹介しています。
エスクレオサイドAは色がないため検出が困難、長時間の高温調理には弱いなどの問題点もあるが、トマトの含量ではリコピンより多く、また熱をかけるとたちどころに分解してしまう化合物ではない。また、品種によって含有量は異なるが、ほぼ全てのトマトに含まれている。
農畜産業振興機構「トマトに含まれるエスクレオサイドAの研究成果について」
また、動物実験では、高脂血症モデルマウスにエスクレオサイドAを90日間与えたところ、総コレステロール値・LDLコレステロール値・中性脂肪値がいずれも有意に低下したことも確認されています(永井竜児研究室)。

エスクレオサイドAはリコピンより多く含まれているのに、あまり知られていない成分なんです。
なお、この成分は熱にあまり強くありません。高温殺菌を行う加工品にはほとんど残らないとされる一方、短時間の加熱であれば残るため、調理の最後に加えるといった工夫が有効とされています。

生のトマトと加熱したトマト、どちらにも役割があるということですね!
トマトの効果を引き出す食べ方のコツ

リコピンには油に溶けやすく、加熱に強いという性質があります。
油と一緒にとることで吸収が高まり、加熱によって細胞の構造がくずれることでも吸収されやすくなるため、オリーブオイルをかけたサラダや炒めもの、ミネストローネのようなスープは、栄養面から見てもとても相性のよい食べ方といえます。
実際に、トマトとオリーブオイルを組み合わせた食べ方については、総コレステロール値の低下がもっとも大きかったとする臨床研究も報告されています(糖尿病ネットワーク)。
一方で、先ほど触れたエスクレオサイドAは加熱に弱く、生で食べることで違った効果ももたらされるんです。

「加熱したトマト」と「生のトマト」を日によって使い分けるのが、いちばん欲張りな食べ方ということになりますね。
そして、もう一つ。

トマトジュースを選ぶ場合は、食塩や糖分が加えられていないものを選ぶのがポイントです。
実際にトマトを追加して食べるとどうなる?

ここまで見てきたとおり、科学的には「トマトをプラスすると太りにくい」と考えられる根拠がいくつも存在します。
ですが、実験室の話と、私たちが毎日食べる食事の話はまた別。そこで登場するのが、番組おなじみのザ・たっちによる双子検証です。
その検証結果については番組終了後に追記してお届けします。
まとめ【トマトは「足して減らす」ダイエットの味方】

今回の「それって実際どうなの会」では、料理にトマトをプラスすると本当に太りにくくなるのかを、ザ・たっちの双子検証で明らかにします。
トマトをプラスすると太りにくいと考えられる理由はつぎのとおりです。
- ①脂肪燃焼のスイッチを押す「13-oxo-ODA」
②食後の血糖値をおだやかにする「リコピン」と食物繊維
③脂質の吸収にブレーキをかける「エスクレオサイドA」
ダイエットというと、どうしても「何かを我慢する」「量を減らす」という引き算の発想になりがちです。
ですが今回のテーマは、一品足すことで結果的に太りにくくなるという、めずらしい足し算のアプローチ。

我慢しなくていいダイエットが一番長続きしますよね!
もちろん、トマトさえ食べていれば何を食べても大丈夫、という話ではありません。研究の多くは動物実験の段階であったり、トマトジュースを一定量続けた場合の結果であったりします。
ですので、あくまでバランスの取れた食事に一品加えるという使い方が、いちばん賢い取り入れ方といえるでしょう。

まずは今日の夕食にミニトマトを数個加えてみてくださいね。
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